野球のたとえ話は古いのか!?

記事

野球の例え話、ビジネスで使ってますか?

「三遊間ゴロを捕ってますか?」とか。
「まずは打席に立とう」とか。

私の友人が、
「野球の例え話。古いよね〜。」と
20代の同僚と話をして盛り上がったそうです。

若者がこんな風に思うケース、
昨今のあるあるの一つかも知れません…。
(初耳という方もおられるかも知れませんが。)

その友人が言うには、
会社に来ている外部の組織開発コンサルタントが、
野球を用いた例え話を連発するのだとか。

私は友人に言いました。
「でも、共通する話題って、今の時代少なくなってるやん?
よかれと思って野球で例えたのでは?」

友人はこう答えました。
「いや、ちゃうねん。”野球を知っている前提”で話をされるのが嫌やねん。」

なるほど。どうやら単に野球という
題材自体が悪いわけじゃないようです。(よかった)
つまり、時代が変わり、今や娯楽が多様化しているのにも関わらず、
さも野球が共通言語という前提で話を進められる。
その配慮のなさに、イラっとするということです。

ちなみに、その外部の組織開発コンサルタント。
ある日はこのような入りで話を切り出したそうです。

「阪神タイガースの悪口では無いのですが、気を悪くするとごめんなさい!~~」

野球のたとえ話自体が、配慮がないと感じられるのに、
尚且つ阪神ファン前提となると、これまたワンランク上の古さですなあ〜(笑)。
(念のため、阪神ファンの方、気を悪くされたら申し訳ございません。)

多様性の時代。相手の背景や興味を理解したコミュニケーションを取ること、
自分のコミュニケーションの引き出しを多く持つことは、ますます重要ですね。

なお、私は元高校球児で、大阪近鉄バファローズ(現、オリックス)ファンです。
野球の例えに細心の注意をはらいたいと思います。

本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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赤澤智貴

赤澤智貴

心理的資本コンサルタント。株式会社Be&Doのプランナー。人材サービス会社での企画営業を経て、2019年8月より現職。社員が楽しく前向きに挑戦し、成果が出る組織作りの実現を目指している。素材メーカーのマネジメント人材育成、組織開発、小売業の人材育成強化などを担当。日本心理的資本協会認定PsyCap Master®。健康経営アドバイザー。アンガーマネジメントファシリテーター。趣味は野球。二児の父。

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