日本一の若手漫才師を決める「M-1グランプリ」。
今や年末の風物詩ともいえる人気番組となっています。
その始まりは2001年。実は、ある40代半ばの吉本社員による
たった一人のプロジェクトから始まったことをご存知でしょうか?
漫才ブームは過ぎ去り、世間は漫才に飽きていた時代。
低迷した漫才人気を復活させるべく、
上司から突然「漫才プロジェクト」のリーダーを任され、
ゼロから活動を始めたのが、『谷さん』という社員です。
プロジェクトにアサインされたのは一人だけ。
谷さんは最初、「会社は本気で(漫才復興を)考えてないのでは?」
とも考えますが、「せっかくの機会だ」と前向きに捉えなおします。
まずは関西の全ての漫才師に直接面談を申し込み、
漫才についてどう思っているのか?話を聞いて回ったそうです。
さらに劇場で実際の漫才をひたすら見たそうです。
そこで、漫才師の漫才への熱い想いや、
漫才のレベルの高さや進化を感じ、
谷さんは、「これなら復興できるんじゃないか?」と
達成への意欲、決意を高めていきます。
そこから色々な試行錯誤を続けた谷さん。
徐々に漫才が注目されてきたものの、
「全国への大きなブームのうねりを起こすには足りない」と
モヤモヤしていた矢先、
たまたま島田紳助氏の楽屋を訪れたことをキッカケに、
M-1開催の構想が動き出します。
続きは書籍「M-1はじめました」をご覧頂きたいですが、
逆境を乗り越えていく色々なエピソードに私は感動!
私が非常におもしろいと思ったのは、
「まずはやってみる」という前向きな行動によって、
リソース(資産)が見つかっていき、
谷さんの自信もどんどんと高まっていく、このプロセスです。
例え最初は「やらされた」業務であったとしても、
本人のしなやかなマインドと行動次第で、
M-1グランプリのような大きな企画に育っていくものなんですね。
さて、しなやかなマインドを言語化してくれているのが
”心理的資本”の概念です。心理的資本をいかに高めるかが、目標に向かう鍵です。
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本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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