アラフォーに小学生の友達ができる~世代間ギャップとは?

記事

私の息子は小学5年生ですが、事情があり私が毎朝の通学に付き添っています。
時にはパートナーの仕事の都合からお迎えにも行くことがあるのですが、
そんなこんなで気づけば小学生の顔見知りがたくさんできています。

「あ、○○ちゃんのパパだ!」「○○くんのお父さんですか?」と、
いろんな子どもたちが寄ってきます。
お父さんが教室まで迎えにくるのが珍しいのもあるかもしれませんけど!

先日も首から保護者専用のネームカードを下げて教室の前まで迎えに行きました。
すると、クラスメイトの男の子がうちの息子を連れてきてくれて、
そのまましゃべりながら一緒に下校することになりました。
この日は、また新キャラクターの登場です!初めて話す子でした。

下駄箱まで降りて、そのまま校庭を横切り、通学路の途中まで一緒に帰りましたが、
その間、終始ずっとお話をしてくれるんです。

学校でのうちの息子の様子も教えてくれますが、
自分の好きな食べ物や、どこの保育所の出身だとか、
弟が何歳下だとか、何が得意だとか、今はまっていることとか、
学校でこんなことを頑張っているとか、話は尽きません。

もうすぐ思春期に突入する頃ですが、この子だけではなく
皆よく話してくれます。同じように一緒に帰りながらじっくりしゃべる子は、
これで何人目でしょう!(少なくとも10人くらいいるかも)

一度しっかり話した子は教室前や校庭や家の近所ですれ違う時には
あいさつをしてくれるようになりますし、中には「お!」と本当に友達のように
接してくれる子もいます。面白いですよね!

いろいろ質問して聞いていくと、嬉しそうに話してくれる子ばかりです。
みんな話を聞いてほしいんだろうな、自分のことを知ってもらいたいんだな、
大人に認めてほしい感情がどこかにあるんだろうな、そんなことを感じます。

あちらこちらの会社の職場では、世代間ギャップによる
コミュニケーションの難しさが語られることが非常に多いと感じています。
でも40代と小学生でも対等に人として接することでぐっと距離は縮まりますし、
こちらが興味を持って質問をして、話を聴く姿勢を持てば心を開いてくれるんですよね。

もちろん小学生はすれていないし、純粋無垢だから、かもしれません。
でも人間の根本は変わらないような気もするんですよね。

世代間ギャップは、自分が関心を持ち接すれば埋まる気がします。
相手も関心を持ってくれるかもしれませんよね。つまりお互い様です!
他者はコントロールできないけれど、自分の行動を変えることはできます!

そんなことをふと思った、息子との帰り道でした。

本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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橋本豊輝

橋本豊輝

株式会社Be&Do 取締役 COO/日本心理的資本協会 事務局担当理事。PsyCap Master® Exsecutive Guide。組織活性化プログラムの開発・提供や、人材育成サービスの開発、ツールの設計に携わる。企業の管理職や従業員など働く人のWellbeingをサポートする外部メンターとしても活動中。心理的資本を高める手法を追究している。著書に『心理的資本をマネジメントに活かす』(共著)中央経済社,2023年がある。

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