お正月休み明けは「さぁ、今年もがんばるぞ!」と気合が入る人もいれば「あぁ、また仕事が始まってしまう…」とうんざりしている人もいらっしゃるかもしれません。
長期の休み明けは心身の調整って難しいですよね。
ぜひ、そんな時は猫ちゃんからメンタル調整術を学んでみてはいかがでしょう。
猫のメンタル調整術
ウチには猫がいます。以前は3にゃんずでしたが、今は1にゃんのみ。
猫の知能は人間の3歳児ぐらいといわれていますが、なかなかの知恵者だと感じています。
特に猫を見ていると、メンタルの調整がうまいなと感心します。
- 猫のメンタル調整術① よく寝る
猫の名前の由来は「寝子」という説もあるくらい、よく寝ます。
睡眠をしっかり取ることは何よりも心身の健康に必須です。ただ、猫ほど寝るのは考えものですが・・ - 猫のメンタル調整術② 日向や心地よいところにいる
猫は自分にとって快適な居場所をよく知っています。日向やこたつ、布団やふかふかの猫用ベッドなど、好きなところに寝そべっています。
自分にとって心地よいところを知っているのが強みです - 猫のメンタル調整術③ 適度なストレス発散
時々、走り回ったり、爪とぎしたり、きちんとストレス発散しています - 猫のメンタル調整術④ 自己表現をする
猫って甘えたり、怒ったり、楽しそうにしていたり、結構、感情表現するんですよ。
以前、ウチにいた黒猫の場合、サンマを見ると声を出して大喜びしていたし、嫌いなごはんを出すとぷいと怒った顔をしていました - 猫のメンタル調整術⑤ 人とのつながりをしっかり持つ
猫は自分にとって大切な人には、しっかりコミュニケーションをとります。ウチの猫たちもしっかりコミュニケーションをとっていたように思います。ウチの3にゃんずはいずれも拾ったコたちで血縁はありません。でもしっかり長男猫が知らない人への警戒心が強いところが他の猫にも伝わったり、次男猫のやることを一番下の猫が真似したりしていました。共同体を形成したのだと思います。
たしかに猫は、とくに家猫は自由気ままなので、メンタル調整の時間ができて当然のこと。
それに対し、大人の人間は、多忙であったり、プレッシャーがあったり、人間関係の板挟みにあったり、経済的な不安であったり、その他さまざまな状況を抱えています。
メンタル調整はワークエンゲージメントに効果的
あー、猫を見てうらやましいな。とてもじゃないけど自分ではできない、と思いがちですが、あきらめるのではなく、どれか一つでもいいので、猫の真似をしてみませんか?
理由は、メンタル調整術を取り入れることで、ワークエンゲージメントが高まるからです。
ワークエンゲージメントとは「熱意・活力・没頭」で構成されています。
ワークエンゲージメントは、オランダ・ユトレヒト大学のウィルマー・B・シャウフェリ教授によって提唱された概念で、「仕事に対して持続的かつポジティブな感情や心理状態のこと」です。仕事全体を対象としており、特定の対象に対する一時的な感情や心理状況のことではありません。
ワークエンゲージメントの高い状態を維持するには、適度な休息やリラックス、仲間とのつながりがなければ、ワーカーホリズム(働かなければならない、という危機感)やバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥り、意欲やパフォーマンスが下がります。
実は、家猫さんたちのようにぼーっとしているとリラックス状態ではあるものの、集中力に欠けたり、業務への貢献度が低くなったりするので、これも問題です。
大人の人間の場合、日々の課題を抱える中で、少し猫に習って休息とリラックスを取り入れることでワークエンゲージメントが向上します。
心理的資本のエフィカシー(自信と信頼の力)を高める手法の中にも「心理的幸福」という項目があります。まさしくリラックスと適度な緊張の環境が心理的幸福を生む場です。
猫好きな人は猫を見ているだけでも癒しになるかもしれません。心身の調整もスキルなのでだれでも獲得できます。
今年の目標にメンタル調整も含めてください。