不利な状況だからこそ、”勝ち戦”ができる⁉ 

記事

不利な状況の中で、あなたならどうやって”勝ち戦”をしますか?

先日たまたま手に取り、『1秒でつかむ』(高橋弘樹著・ダイヤモンド社)
という本を読んだのですが、、、

これは、テレビ東京の「家、ついて言ってイイですか?」という番組を
企画して高視聴率をたたき出しているディレクターである高橋さんが、
そのヒットの裏側にある思考やノウハウを、519ページに渡って、
全出ししてくださっているという、とんでもなく狂ってる(褒めてます笑)
本です。

テレビに限った話ではなく「仕事で使える圧倒的な武器」が手に入る、
と銘打っている言葉に裏切られない、ノウハウ満載の本だったのですが
(ご関心のある方は、ぜひ!)

この中で何度も出てくるのが、テレビ東京は多局と比較して「低予算だ」
という話なんですよね(笑)

つまり、「低予算」という圧倒的に不利な状況の中で、どうやって、
視聴者を惹きつけられる魅力的な番組を制作するか?ということに、
全身全霊で向き合って見つけられてきた答えが書かれているんです。

その中で、最も印象的だった手法を一つご紹介したいと思います。

それは、「リソース(使える資源)の配分を工夫する(重要な1点に
注ぐ)」つまり、バランスを崩壊させることで、この不利な状況を
チャンスに変えることができる、という手法です。

これは、使える時間もそうですし、使える予算もそうですし、
自分の情熱もそうですし、限られたリソースをどう配分するか?を
高橋さんは、かなり重要視した戦略を取られてきているんです。

結果、めちゃくちゃ多忙な中でも自分のスキルを着実に磨き、
限られた予算で他社とは異なる魅力を打ち出した番組を制作
できているのだと。

実は、私たちがご提案している「心理的資本」を高めるガイディングの
手法においても、

●自分がコントロールできることとできないことを分けて、
コントロールできることに注力する(Optimism)、という手法や、

●自分の持っている資源(経験や知識・スキル・時間・仲間など)を
棚卸して有効に活用する(Resirience)、という手法があります。

不利な状況をただ嘆くのではなく、事実は事実として捉え、
その中で戦略的に行動することができれば、不利な状況は、
必ずしも「できない理由」にはならず、「うまくいく理由」にすら
できるということです。

あなたには、今、どんな「不利な状況(理想的ではない状況)」が
ありますか?
あなたが使えるリソースをどう活用すれば、そこからチャンスを
生み出すことができそうですか?

せっかく取り組むなら”勝ち戦”にしましょう!

本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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