先週開催の心理的資本セミナーに、
CDIヒューマンキャピタル主宰/MFA株式会社
代表取締役 石井光太郎さんをゲストにお迎えし、
長年にわたる経営戦略コンサルタントとしての視点で
「人的資本」について伺いました。
その中で、このような言及がありました。
「カネは、ただのカネである。
経営意思としてリスクを取った事業への投資
(工場、技術・知財・・・)するとなった瞬間に、
ただのカネが『資本』になる。
ヒトも同じ。ヒトの良し悪しが問題ではなく、
経営意思としてヒトを何かに投入をする
ということがあって『人的資本』になる。
したがって、『人的資本』で大事なのは
ヒトをどう育てるのではなく、経営の意思として
ヒトを何にどう使うのかです。
だから、ヒト”に”投資するという表現は違和感があり、
ヒト”を”投資するということだし、
正しい場所にヒトを投資すれば結果としてヒトは育つ。」
私は、人事戦略は経営戦略と連動していなければならない、
連動していることがあるべき姿である理由が
このお話で説明できると感じました。
そして経営の意思も大切ですが、人材一人ひとりが、
何もしなくても自分は”資本”であるという過信を捨て、
“資本”になるために自らを研鑽する必要がありそうです。
それは会社に媚びへつらうことではなく、
キャリア自律をして自分のために経験を積み、
学び続けることと重なるのではないでしょうか。
石井さんはこのようなことも仰っていました。
「会社は学校ではない。人を育てる場ではない。
会社で人に投資をして育てるということを
もうちょっとよく考えてみる必要がある」
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本質に迫る!人的資本の意味するところとは?
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