入学、入社、転職、異動、組織変更等・・・、新しい環境に身を置き、イチから人間関係の構築が必要となる場面が多い4月。貴方は人間関係を作るのは得意ですか?
筆者は実はあまり得意ではないという自覚があります。殊、お友達になることが苦手です。つい先日まで育児休業中だった筆者ですが、そこで行き当たったママ友問題。さて、ママ友はできたのでしょうか。
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ママと赤ちゃんが集う場へ
ありがたいことに地域には、支援センターなど呼称はいろいろですが、無料で赤ちゃんを遊ばせながら、ママ同士が会話したり、見守りの保育者の方とお話したりできる場があります。
聞くところによると、ここでママ友ができるとかできないとか。
赤ちゃんを安全に遊ばせながら、外に出て気分を変えるにはうってつけの場所で、育児休業中は多いと週3回も足を運んでいました。
結論、それだけ通っていたにも関わらず、ママ友を作ることはできませんでした。少し悲しい。
※筆者のいうママ友の定義は、連絡先を交換し、支援センターの外で約束して会うような間柄になることです。
ママ友を作ることができなかった要因
なぜ、ママ友を作ることができなかったのか。ふりかえってみます。
理由① 友達をつくるのは苦手だと思い過ぎていた
何ごとも苦手だと思い過ぎると言動がぎこちなくなるものです。その場では楽しく会話するものの、その場限りと感じさせるような言動だったかもしれません。あるいは、特にママ友は必要ない派に見えるような言動だったかもしれません。
理由② 勝手に判断してしまった
このママさんは会話や友達を欲しているタイプかどうか、なんとなく見た感じだけで判断して、話しかけるママさんを絞ってしまっていました。本当は、私みたいに上手じゃないだけで、話しかけて欲しいと思っている人もいたかもしれないのに・・・。
理由③ 自己開示を恐れた
赤ちゃんを育てているということ以外バックグラウンドが分からない相手に、自己開示をして、あるいは相手に開示をさせて、嫌な思いをさせることを過度に恐れていました。知らず知らずのうちに自己防衛本能も働きます。
そりゃあ、お友達できへんで。とツッコミが聞こえてきそうな散々な様子。しかし、職場の人間関係構築の場面の置き換えると、実は共感していただけることもあるのではないかと思うのです。
過去の職場での人間関係構築の失敗がトラウマになっていたり、新しい部署で一緒に仕事をする人がオンライン上の印象ではやや冷たそうに見えたり、プライベートな話をしづらかったり・・・。
自信がないことへのチャレンジ。そんなときこそ、ベイビーステップでエフィカシーを高めよ!
さて状況は変わり、筆者の職場復帰に応じて、息子は保育園に入園しました。長ければ5年間通う保育園。今度こそママ友を!
ふりかえりを踏まえ、自分なりに小さなアクションを起こすことで、苦手分野のエフィカシー(Efficacy=効力感)を高めるのです。
設定したベイビーステップは、この3つ。
①誰に対しても明るい声色で挨拶をする
②余裕があるときはワンテーマ加えて会話する
③グッとお近づきになれそうなタイミングは逃さない
たとえば、異動したばかりの職場でも出来そうなアクションではないでしょうか?
苦手なことに向き合った方がいいとわかっているときは、これだったらできそうという小さな一歩を設定してチャレンジしてみましょう。赤ちゃんだけにベイビーなステップでもいいのです。
ベイビーステップを踏んだ途中経過
①誰に対しても明るい声色で挨拶をする
⇒実践しています!継続中。基本マスクなので、特に声色を意識的に上げています。
②余裕があるときはワンテーマ加えて会話する
⇒これは思った以上に難しいアクションでした。みんな保育園の送迎前後はそそくさと居なくなってしまうのです。考えてみたら、職場へ向かい、帰宅を急ぐのですから、至極当然。
③グッとお近づきになれそうなタイミングは逃さない
⇒慣らし保育期間中、お迎えの時間まで近くのカフェで過ごす、同じクラスのママを発見。普段の筆者なら、気づかないふりをして遠くの席に座ります。しかし、このチャンスがあったら逃さないとイメージしていたので、瞬発的にお隣に座りたくさんお話することができました。
(ここで連絡先交換を提案できなかった筆者を叱ってください)
機会をイメージして行動をシミュレーションしておくことは、仕事においても大切ですね。実はこれは心理的資本でいうところのHopeを開発します。
さいごに
まだまだ筆者のママ友づくりの道は始まったばかりです。せっかく縁あって生活している場所なら、人とも良いご縁をつくりたい。
1日の多くの時間を過ごす職場でも、友達とならずとも、気が許せる間柄を作ることができたらなと思っている方はいるのではないでしょうか。そして、それが苦手だと思う人は一緒に頑張りましょう。
そして筆者のことを密かに応援していただけると嬉しいです。