先日のNHKの番組「チコちゃんに叱られる」で「ヒーローとは?(2025年2月7日放送)」をやっていましたね。
心理的資本の構成要素は、HERO(Hope=意思と経路の力/Efficacy=自信と信頼の力/Resilience=乗り越える力/Optimism=現実的な楽観主義)ですので、興味深く拝見しました。
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HEROの語源は?
ところでみなさん、HEROの語源はご存知ですか?
HEROの語源は古代ギリシア語の「hērōs(ヘーロース)」だそうです。
「hērōs」は神と人間の間に生まれた半神や、優れた能力や勇気を持つ英雄を指しているそうで、ギリシア神話に登場するヘラクレスやアキレウスなどが代表的な例だそうです。
番組ではヘラクレスの話を取り上げていました。
ヘラクレスは、大神ゼウスと人間の女性との間に生まれました。しかし、ゼウスの正妻である女神ヘラは、ヘラクレスを激しく憎み、その生涯を通して様々な苦難を与えました。
ヘラクレスは、ヘラの呪いで狂気に陥り、自分の子供たちを殺してしまいます。
そしてその罪を償うため、12の難題(十二の功業)を課せられるのです。
これらの難題を卓越した力と勇気で克服し、ヘラクレスは、英雄としての名声を確立しました。
十二の功業以外にも、ヘラクレスは数多くの冒険を繰り広げました。トロイア戦争で活躍したり、様々な怪物や敵と戦ったりしました。
ヘラクレスは、並外れた怪力と勇気を持つ英雄であり、ギリシア神話において最も有名な英雄の一人です。
しかし、その生涯は常に苦難に満ちており、人間的な弱さや悲劇も抱えていました。ヘラクレスは、英雄としての強さだけでなく、人間としての苦悩や葛藤も併せ持つ、複雑で魅力的な人物として描かれています。
またアキレウスも調べてみましたが、トロイア戦争でギリシア軍を勝利に導くために重要な役割を果たしつつも、アキレウスもまた、アガメムノンとの対立や、親友パトロクロスの死など、様々な苦難を経験します。
HEROは苦難を乗り越えてながら前進するからこそ多くの人の支持を得られる
ヘラクレスもアキレウスも並外れた身体能力を持っていた人ではありますが、課される苦難も相当なものです。
いくら優れた身体能力を持っていても、心が折れたらそこで終わってしまいます。
HEROというと無敵の正義の人、スーパーマン(スーパーウーマン)をイメージしますが、完全無欠の人というのはいないはず。
困難に出会った時、乗り越えるための気力と行動力と知恵が備わってこそ、HEROなのです。
また苦難に立ち向かって前進しようとする人に多くの人は感動し、応援や支援が生まれていくのです。
そう考えると、スーパーマンじゃなくとも、誰しもが困難を克服して推進していく能力を持っているはず。
心理的資本は、誰しもが獲得できるスキルともいわれています。
そして心理的資本では「内なるHEROを高めよう」といいます。
誰もがスーパーマン(スーパーウーマン)になれる心理的資本を多くの人に知っていただきたいです。
心理的資本が学べる講座
当社Be&Doでは、心理的資本の構成要素であるHEROのフレームワークを用いて、前向きに行動を起こすためのコミュニケーション手法を学べる講座「PsyCap Master®(サイキャップマスター/心理的資本開発指導士)認定講座」を開講しています。
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