政府による緊急事態宣言が出された4月以降にテレワークへ切り替えた企業は45%。そしてざんねんなことに、これら急ごしらえの企業では生産性が上がったとはいえない状況であることが以下のグラフから伺えます。
テレワークのメリットも多く聞かれる反面、デメリットも。今回は「ざんねんなテレワーク」を垣間見てみましょう。
ざんねんすぎるテレワーク
心労で身体が壊れるか家庭が壊れるか
テレワーク導入にバタバタと対応した結果、新たなストレスを抱える人が増えているようです。
業務の進捗は15分毎に報告してください。と言われました。これで生産性をどうやってあげればいいのでしょう?
社外でPCを使えない環境なので、PCを持ち帰らないとダメなんですよね・・スマホだけじゃ仕事できないですから。(デスクトップ抱えつつ)
部下への指示を奥さんと子供からパワハラって言われました・・
それから家庭がギクシャクしています。
家庭では優しい夫なのに、テレワークで部下に激しく叱責しているのを見てからショックでまともに話せなくなりました。見てはいけないものを見てしまったようで、もう以前のようには戻れないです・・
失われた阿吽の呼吸
簡単に導入できるチャットツール。ひとまず報連相はチャットになったところも多いでしょう。ここではこんな声が聞こえてきました。
オンラインで文字コミュニケーションになるとストレスを感じるんですよね。
文字をそのまま受け取ってしまうのでキツく言われてるように感じてしまって・・
対面だと笑って許せることが、チャットになるとただの悪口に見えちゃうんです。
文字だけでは伝わらないことが多くて、ものすごく噛み砕いて丁寧に説明するにようにしているのでコミュニケーションコストがかかりすぎるんです。。まるAIに何かを覚えさせてる気分です。
チャットだから良いと思っているのか、勤務時間外や休日お構いなしに連絡してくるのはホントやめてほしいです。
なるほど対面では表情や抑揚で言葉のニュアンスが伝わるものが伝わらなくなったこれもテレワークの弊害と言えるでしょう。
「できません!」理由に、通信環境がランクイン
面倒な仕事を指示すると、通信環境が悪いのでできません。って言われることが増えました。
家のPCが古いのデータが開けないんですよね。ファイル壊しちゃったかもしれないです・・
仕事ができない理由に通信環境が含まれるてしまう時代。
真偽は定かではありませんが自宅PCで作業をすることはこういった可能性もあるということを企業側は検討しておく必要がありますね。
番外編
ミュートしていることに気づかず独演会とかざらですよ(笑)
出社組と在宅組だとなぜか出社組が仕事をしていると思われるアレ。在宅していると肩身が狭いです・・
緊急事態宣言中は週1在宅でお願いします。・・それ逆じゃないですか?
聞けば聞くほど、身につまされる「ざんねんなテレワーク」の実態が見えてきます。
まとめ
環境整備やルール作りはテレワーク成功への第一ステップです。こうしたデメリットをいかに回避させる策を取れるか。またそれぞれの業種による評価軸も今までは違う観点で行う必要があるでしょう。
コロナ渦は、働き方を一変させる機会にもなりました。経営側は柔軟な考えを新たにする必要がありそうですね。