このブログは、わたしが先日受験した語学試験での失敗談を心理的資本の「HERO」に絡めてブログに綴ったものです。
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思い立ってはや3年
世の中がコロナによる甚大な被害を受けていた時期は、わたしの語学学習意欲に火がついたきっかけにもなった時期でもある。没頭するとはこういうことかと思うほどハマったその言語は「韓国語」だ。
大人すぎる私の記憶をたどると、過去に何度も韓流ブームがきていたのは目にしていたが、全く関心を示さなかったわたしが、人生で初めて、コロナ禍であったからこそ、見る機会を得た韓国ドラマ。
そう、その韓国ドラマに出演していた俳優がイケメンすぎて・・・ではなく、韓国語の発音に魅せられたわたしは、思い立ってゼロから韓国語を学習し始めた。
さて、韓国語学習者であればよく知っている2大試験が、「TOPIK(韓国語能力試験)」と「ハングル能力検定」だ。
わたしはTOPIK受験派で、運のいいことに、今まではトントンと順調に合格していき、5回目の受験を迎えたこの春、ついに最高級である「6級」を目指して受験に挑んだ。過去問の正解率も平均すると8〜8.5割。超がつくほど苦手意識があり後回しにしてきた「作文」も、今回はなんとか作文といえる形にできるまでは練習して挑んだ。
にもかかわらず・・当日の試験でとんでもない失敗をおかしてしまったのだ。
誰のせいでもない
事件は、一限目のリスニング問題の時間に起きた。
問題構成は、進むほど難しくなる形式であるにもかかわらず、わたしは初歩の初歩でつまづいてしまった・・寝落ちてた?と錯覚するくらいボーっとしていたといった方が正しいかもしれない。
そもそもリスニングは、待ったなしで音声にあわせて回答していくスタイルなので、ひとつでもつまずきペースが乱してしまうと、ペースを戻すことが難しくなる。それをわかっていたにもかかわらず、最初の段階で意識をどこかに置き忘れてしまったわたしはふと我にかえるも、焦りで平常心を保てず散々な結末を予想せざるを得なかった。
加えて試験監督が真後ろに座っていたことで集中力も削がれまくったのだ。極め付けは試験監督の貧乏ゆすりだ。
平常心を保ちたい時に必要な心理的資本TipsOptimism(オプティミズム)で考えてみよう。
もはや他人のせいにしてしまっているが、試験官の貧乏ゆすりはまぎれもなく外部要因。貧乏ゆすりはわたしの力ではコントロールできなかったこと。そこにこだわって、いつまでもぐじぐじしているとオプティミズムが低下する要因に。
教訓!「自分でコントロールできないこと引きずるなかれ」
目標級取得のために今できることは
リスニングの試験が終わり意気消沈する間もなく続いて「作文」の試験が始まった。
今回ばかりは、リスニングでパニクったせいか、苦手な「作文」の時間が落ち着きを取り戻す時間となった。
作文を書きながら、ここからどう挽回していけばいいか。点数配分を一生懸命考えた。
今ふりかえると点数配分よりも作文に集中しろと言いたくなるが、失敗の挽回をどうすべきかに囚われていたので仕方がない。おかげで頭はフル回転していたのか作文もそこそこ書くことができた。
追い詰められら時に必要な心理的資本TipsHope(ホープ)で考えてみよう。
追い詰められても複数のwayをもっておけば焦らない。いわゆる選択肢を複数持っておこうという考え方だ。目標に至るまでの道のりで、行く手を閉ざされてもあの手この手を考えておくことで最悪の結末を防ぐことができる(かもしれない・・)
教訓!「どんな場面でも選択肢(逃げ道)は複数用意しておくべし!」
そして迎えた最後の「読解」試験時間。
ここで9割近く正解すれば・・・といつも以上に慎重に挑んだ。
その慎重が裏目にでたのか、いつもなら時間内にすべて回答し終えるはずが、終了まで残り10分になってもまだ5問も残ってる!(焦‼️)時間が足りないという致命的な配分ミス!
しかも最後に残る読解は長文読解・・・一言一句読んでいたらすべてに回答することができず10点をまるまる放棄することになる。
そこでわたしは選択肢にある回答を先に読み、本文の大筋の内容を想像し、本文から単語だけに注目し正解予測をつけるという暴挙にでた。(こんな暴挙ができるようになった自分を褒めたい)
ピンチを救う心理的資本TipsResilience(レジリエンス)で考えてみよう。
日々の学習成果は必ず役に立つ。蓄積された知識はわたしの「資産」。例え無謀とも思える逆回答パターンでも積み上げられた知識があるからこそできる技!適宜使える資産は日頃から意識しよう。
教訓!「資産という名の引き出しは、いつでも出せるように整理整頓を忘れるべからず!」
ふりかえりの時間
4月にもかかわらず夏日だったその日、冷や汗だけをかき、怒涛のごとく終わった1日。
終始焦り続けた1日だったがすべてをふりかえり自分を客観視してみると、可能性は少しだけ、ほんの少しだけ残せた気がしている。
今日1日をふりかえる心理的資本TipsOptimism(オプティミズム)で考えてみよう。
失敗したからこそ気づく課題。失敗はマイナスではないということ。結果は変わらないかもしれないけど、ポジティブな思考のクセはとても大事。
毎日をポジティブにふりかえることは前向きな行動を継続するためにも必要な思考だ。
教訓!「ふりかえりはポジティブに変換して行うべし!」
おわりに
今回の試験は、運よく6級に合格できていたとしてもおそらくギリギリの点数だ。
TOPIK6級合格点は230点以上という明確な点数が決まっているが、230点で合格する実力と、満点である300点近い点数で合格する実力とは雲泥の差があるとわたしは思っている。
だからこそ、ギリギリの点数で6級に合格しても納得できないのだ。
常に向上心を忘れない心理的資本Tips①Efficacy(エフィカシー)で考えてみよう。
失敗も成功もエフィカシーを生むための経験!エフィカシーを下げないためにも次の目標をすぐに決めよう!
教訓!「あゆみを止めるべからず!」
常に向上心を忘れない心理的資本Tips②Resilience(レジリエンス)で考えてみよう。
失敗も成功もせんぶ糧にして経験値をどんどん積んでチャレンジしていこう。
教訓!「折れている場合じゃない!人生は挑戦の連続だからこそ刺激的!」
ということで、自分が納得できる高得点合格を目指してまた精進していこう!と心に誓った1日でもありました。
TOPIKを受験された皆さん、おつかれさまでした。