人的資本経営を会社ではなく野球チーム運営で検討してみたら

記事

「人的資本経営」という言葉は、経済紙やビジネス誌をはじめ、
インターネット上のメディアでも目にすることがとても増えたと
感じています。

難しく経営や、組織の運営という観点で見ると難しく映りがちな
言葉ですが、ここはひとつ、何らかの「成果」を目指す部活動や
クラブチームを例にしながらシンプルに考えてみたいと思います。

自分たちのチームには、どのような人が所属しているでしょうか。
まずは一人一人の特徴を把握していくことは当然行いますよね。

その中で、どのような強みとなる武器を持っているのか。
または、本人がどうしたいと思っているのかを把握しながら、
チームとして必要な戦力とのすり合わせを行いつつ、
パワーアップを目指すため必要な練習メニューを提供するでしょう。
必要な戦力が今すぐ足りなければ、新戦力をスカウトする方法もあります。

所属する戦力のパフォーマンスを最大化するために、
人そのものを開発するという考えもありますが、
チームワークを向上するための関係性や意思疎通の方法の
改善に注力するという考え方もあります。

そのうえでチームの目標を達成するために、どう戦力を活かすか。
チームの戦略を実行に移すために既存戦力をどのように配置し活かすか。
これが「人を投資する」ということでしょうか。

さて、会社とは異なりますが、何かしらの目的のもとに
集まっていれば、それは単なる集団ではなく組織やチームと考えられます。

私も細々と草野球チームを22年(!)にわたり運営していますが、
チームが強かった”あの頃”と、超弱小チームになってしまった今を
比較してみると様々な違いが見えてきます。
当事者になってみて、ふりかえると分かることは多いですね!

▼人的資本経営を会社ではなく野球チーム運営で検討してみたら

本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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橋本豊輝

橋本豊輝

株式会社Be&Do 取締役 COO/日本心理的資本協会 事務局担当理事。PsyCap Master® Exsecutive Guide。組織活性化プログラムの開発・提供や、人材育成サービスの開発、ツールの設計に携わる。企業の管理職や従業員など働く人のWellbeingをサポートする外部メンターとしても活動中。心理的資本を高める手法を追究している。著書に『心理的資本をマネジメントに活かす』(共著)中央経済社,2023年がある。

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